中国工場を閉鎖する前に、人がいるうちに確認したい10項目
中国工場の整理では、設備や在庫が残っていても、それを説明できる人が先にいなくなることがあります。
生産停止や社員説明の前後には、モノだけでなく、現場の記憶と証拠を残す確認が必要です。
人がいるうちに確認したい10項目
1.固定資産台帳と現物
固定資産台帳と現物を照合し、帳簿にはあるが現場にない設備、現場にはあるが帳簿にない設備がないか確認します。
2.設備の購入発票・契約書
設備を購入した際の発票や契約書が残っているか確認します。輸入設備は、海関関係の資料もあわせて整理します。
3.海関監管の有無
輸入設備や免税設備について、海関監管が残っていないか確認します。監管中の設備は、売却や移動、廃棄の前に必要な手続きを整理します。
4.設備の改造・移設履歴
設備の改造、移設、部品交換の履歴を確認します。帳簿上の設備と現在の姿が異なる場合は、変更内容を説明できる資料を残します。
5.在庫・仕掛品・不良品
原材料、仕掛品、完成品、不良品の数量と保管場所を確認します。顧客所有品や支給品が混在していないかも整理します。
6.廃棄物と処理証明
廃油、薬品、金属くず、不良品など、廃棄が必要な物を確認します。処理業者、処理方法、証明書の発行可否もあわせて確認します。
7.大家との原状回復条件
賃貸契約書だけでなく、入居時の状態、増築部分、設備基礎、配管、電気設備などの扱いを確認します。大家との口頭合意がある場合は、内容を記録に残します。
8.顧客・関連会社との貸借設備
顧客や関連会社から借りている設備、自社から貸している設備がないか確認します。金型、治具、検査機器も対象に含めます。
9.担当者しか知らない資料
契約書、発票、通関資料、図面、設備資料、廃棄証明などの保管場所を確認します。個人のパソコンや机の中だけに残っている資料も整理します。
10.退職前に聞いておくこと
設備の経緯、過去のトラブル、大家との約束、顧客との調整事項など、資料だけでは分からない内容を担当者から聞き取ります。担当者名と確認日も記録します。
人がいるうちに残しておきたいもの
中国工場の整理では、設備や在庫だけでなく、それを説明できる資料と現場の記憶が重要になります。
人がいるうちに現物、帳簿、証憑、経緯を結び付けておくことで、その後の設備処分、原状回復、税務清算を進めやすくなります。
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