固定資産台帳と現物が合わないと、なぜ最後に困るのか
中国現地法人の再編・整理・出口対応では、固定資産台帳と現物の確認が重要になります。
平時には大きな問題に見えなくても、出口対応に入ると、台帳上の資産、現場に残っている設備、発票や取得資料、廃棄記録などの整合性が問われる場面があります。
たとえば、次のような状態です。
・台帳上は存在しているが、現物が見つからない
・現物はあるが、発票や取得資料が見つからない
・過去に移設、廃棄、部品取りをしたが記録が残っていない
・設備の状態や保管場所を把握している人が限られている
この状態のまま設備処分や清算に進むと、税務、会計、海関、社内説明の場面で確認が止まる可能性があります。
重要なのは、処分する直前ではなく、早い段階で台帳・現物・証憑の三点を確認しておくことです。
すべてを完璧に整理することは簡単ではありません。
それでも、どこが合っていて、どこが不明なのかを見える化しておくだけで、あとからの混乱を減らすことができます。

