撤退は、決めてからが本番です
撤退や再編は、方針を決めれば終わりではありません。
むしろ、方針を決めた後に、現場に残っている課題が一気に見えてくることがあります。
設備、在庫、固定資産台帳、発票、証憑、労務、大家、海関、税務清算。
これらは、日常業務では目立たなくても、出口対応に入った瞬間に確認が必要になることがあります。
たとえば、台帳上は存在している設備が現場にない。
現物はあるが発票や取得資料が見つからない。
過去の廃棄や移設の記録が残っていない。
大家との原状回復条件が曖昧なままになっている。
こうした問題は、最後の段階で税務、会計、法務、労務、社内説明を止める原因になります。
だからこそ、具体的な方針が決まる前でも、現場に何が残っているのか、どの資料があるのか、誰が実態を知っているのかを早めに確認しておくことが重要です。
撤退は、決めてからが本番です。
その本番で慌てないために、平時から説明できる管理を少しずつ整えておくことが、あとからの混乱を減らします。

